Windows タブレット dynabook Tab VT484 で充電しながらUSB機器を使う(工作なし)

<まとめ>dynabook Tab VT484 でUSB機器を使いながら充電する方法を2つ掲載。半田づけなし。

<充電しながらUSB機器(マウスとかUSBメモリとか)を使うとは?>
ほとんどのタブレットのmicroUSB ポートは、タブレットの充電に使われています。
通常のPCでは、USBポートを使って他のUSB機器を充電(というかUSB機器へ給電)しますが、タブレットは電気の流れがPCと逆になり、自分を充電します。
[パソコン] USB →(電気)→ USBマウス
[タブレット] microUSB ←(電気)← USB充電器
このmicroUSBポートでUSB機器を使うには、「通常」はOTG(On-The-Go)ケーブルを使います。ホストケーブルを呼ばれていることもあります。

OTGケーブルは、microUSBにあるIDピンをGNDにショートしています。これがショートされていればタブレットから電気を供給します。
[タブレット] microUSB →OTGケーブル(電気)→ USBマウス など
このため、OTGケーブルをつないでいると、タブレット自体は充電できません。
なお普通サイズのUSBにはIDピンはありません。通常のUSBはピンが4つ、microUSBはピンが5つで1つ多いです。

<充電しながら利用>

VT484では2つの方法を確認しました。下のいずれも、1.6A~2.4A程度で充電できてます。
ただし、純正電源アダプタが手元になく、他のものを利用しています。純正でも同じと思いますが。

*自分でテストした結果です。当然ながら一切の保証はしません、よ。

<方法その1:HUBと、通信用ケーブル+USB-Aメスメスを使う>

こんな感じです。HUBに直接充電器がささっていて怖いですね。もう少し安全には下の「方法その2」のほうをどうぞ。

DSC_0185

1)OTGケーブルの代わりに、microUSBの通常充電で利用しているケーブル(通信できるタイプ)+USB Aメスメス変換アダプタを使います。

アダプタ例:USB変換アダプタ USB Aメス-USB Aメス サンワサプライ[AD-USB2]

2)で、HUBをその先につなげます。必ずバスパワータイプのHUBのこと。(ACアダプタで電源に「つなげない」タイプ)

写真の接続先のHUBはBuffalo の BSH4U06BKを使っています。

3)で、(ここが恐怖)HUBポートにUSB Aオスオス変換アダプタをつけ、その先にUSB充電器をつけます。

アダプタ例:USB変換アダプタ USB Aオス-USB Aオス サンワサプライ[AD-USB1]

個人的にアダプタはサンワサプライがお勧め。写真のメスメス変換アダプタは他社安物を使ってますが、ピンがまがっていて自分でピンを修正しないと接触が安定しませんでした。

写真ではケーブルは白、100円ショップで「通信・充電可能」で売ってるものです。何でもいいです。

ただし、時々USB機器は動きますが「不明なUSBデバイス」と表示されます。ケーブルか充電器のせいとおもわれます。

HUBは安物のバスパワータイプであればOK。下の写真では100円ショップの2ポートHUBでつないで実現しています。

DSC_0183

手元のバスパワーHUBを確認した限りでは、電源は入りも出もなく繋がってました。セルフパワーHUBは使わないように。

 

<方法その2:分岐ケーブルと、通信用ケーブル+USB-Aメスメスを使う>

保証なしの人柱にしても、HUBに充電器つなげるのはちょっと、、という方(当然ですね)。分岐ケーブルでもいけます。

分岐ケーブルは色々売ってますが、コネクタがmicroUSBポートになっているとOTGになっているようで利用できません。

通常のUSBポートのものに通信用ケーブル+USB-Aメスメスを使います。
ケーブル例:変換名人 USB分岐ケーブル 2台同時の充電やデータ転送/充電
DSC_0186

分岐ケーブルは、外付けHDDドライブなどを購入したときについてきたものでも利用できます。USBオスメスの違い位です。

また、タブレットとUSB機器(写真のUSBメモリ)を逆にさしても動きます。電源用ケーブル(細い方)を間違えると動きませんが。

USB機器のところにHUBをさしても使えます。

<ほかの機種のための情報>

Toshiba dynabook Tab VT484 (Windows 8.1 32bit)では、OTGケーブルでなければ充電できましたが、手持ちの Android
Nexus 7 2012 (4.4) では同接続で充電通信できませんでした。OTGでなければ通信しないように制御しているようです。

確認していませんが、USBの仕様としてはNexus 7の方が正しく、VT484 は厳密に実装されていないために上の操作ができていると考えています。
同じ理由により、他のWindows タブレットでも動かない可能性が高いですし、VT484でもドライバVer.UPなどで動かなくなる可能性があります。

<ACAケーブル>

BC1.2 のACA ケーブルを作って試してみましたが、Nexus 7 2012、VT484 ともに使えませんでした。
Nexus 7 2013 ではACAケーブルで動くそうなので残念です。

Nexus 7 2012 では充電用ポートが別途あるので、コネクタは今度作りたいな、と。。

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